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MAJOR INCIDENT
近年大きく報道されたストーカー事件

目黒区24歳女性遺体遺棄事件
産経ニュース 2016年09月

エリート校卒で元社会保険労務士の男は落ちぶれ、女装姿で25歳以上も年下の元恋人にすがりついた-。
東京都目黒区の会社員、中元志織さん(24)の遺体が遺棄された事件。元交際相手の住所不定、無職、佐賀慶太郎容疑者(50)=死体遺棄容疑=は偽名を駆使し、女装姿で待ち伏せて殺害、遺体をバラバラにして川に投げ捨てた。
破局後、愛が憎しみに反転したのか。特異な犯行方法からは恋人に捨てられた中年男の心の闇がのぞく。

「会って本当の気持ちを確かめたかった」。

9月16日午後11時ごろ、目黒区大橋のマンション前で、不審な“女性”が、中元さんの帰宅を待ちわびていた。
黒髪のカツラをなびかせ、女性用のシャツを着用した佐賀容疑者だった。

帰宅した中元さんは、元交際相手の姿に驚くが、佐賀容疑者が交際費用の返済について問いかけると、同情だったのか、近所の迷惑を考えたのか、部屋に入れててしまう。

話が終わったときには、すでに深夜。
終電を逃した佐賀容疑者はそのまま当然のように居座り、翌17日に中元さんと口論になったことで凶行に及んだ。

きっかけは中元さんの「一度逮捕されたのに、なんでまた来たの?」という言葉だったという。

2人は昨年11月ごろ、中元さんのアルバイト先に、佐賀容疑者が客として出入りしていたことで交際に発展したが、今年3月に破局した。

その後、佐賀容疑者は7月17日、埼玉県川口市で中元さんに暴行を加えたとして県警に逮捕された。
暴行前、偽名を使って別人を装い、中元さんのアルバイト先を通じて中元さんを呼び出していた。

同27日に略式命令を受けて釈放された際、中元さんに接触しないとする誓約書を県警に提出していたが、9月10日にも偽名を使ってアルバイト先を訪れ、「中元さんはまだ勤めているのか」など、別人を装って同僚に尋ねていた。

女装して待ち伏せした理由について、佐賀容疑者は「(誓約書を書いているので)中元さんに近づいたことが警察に知られたら、まずいことになると思った」と供述している。

いわば中元さんと周囲の危機感を刺激しないよう立ち回り、ストーカー規制法にかからないギリギリのラインを踏まえて行動していたかっこうだ。

「17日に粘着テープで手足を縛った。室内にあった果物ナイフで刺した」。

佐賀容疑者は中元さん宅近くの量販店に周囲を警戒して女装姿のまま出向き、出刃包丁やスーツケース、清掃用品を購入。
中元さんの遺体を浴室で遺体を関節ごと10以上の部位に切り分けたという。

その後、レンタカーを借りて遺体を千葉県野田市や埼玉県戸田市の川へ投げ捨てた。
部屋からは中元さんの普段使いの衣服やバッグ、パソコンなども持ち去っており、「失踪に見せかけたかった」と供述している。

犯行前は中元さんと周囲の危機感を刺激しないよう立ち回り、犯行後は事件を隠蔽すべく奔走する佐賀容疑者。
ある捜査関係者は「(佐賀容疑者は)相当頭がいい男だ」と話す。

佐賀容疑者は名門として知られる北海道の難関私立学校を卒業しており、難関の社会保険労務士試験も突破。
結婚歴もあり、経歴的には順風満帆の人生だった。
近所の住人は「優しそうな人だと思っていた」と動揺を隠さない。

一方、中元さんは地元の広島県からキックボクサーになることを志して上京。
事件直前に働いていた渋谷区の会社では事務員をしており、同僚は「真面目で根性のある、責任感の強い女性だと思った」と口をそろえる。

年下の女性に執着し、人の道を外れた佐賀容疑者には何が残ったのか。

犯行後、佐賀容疑者は妻と別れ、友人や親兄弟の家などを転々とする生活を送っていた。
時折、周囲に「死にたい」と漏らしていたという。

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